指揮のおけいこ (文春文庫)



指揮のおけいこ (文春文庫)
指揮のおけいこ (文春文庫)

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いまひとつ物足りない

指揮のおけいこ、タイトル通りの内容です。
普通の生活では知り得ない指揮者の仕事や生活というものが面白おかしく書かれていて、素直に楽しめます。
しかし、非常に残念なことは、ところどころで指揮のおけいこでなくなってしまっていること。
話の脱線はおそらく作者自身の意図するところなのでしょうが、個人的にはもっともっと純粋に指揮のおけいこを受けたかった。

う?ん・・・

話題は興味深くてとても面白いのだけれど、どうも話が脱線し過ぎのようです。脱線する前の話の方がよっぽど面白いのに、何故中断するかなぁ?と、少々ストレスに感じながら読ませていただきました。
皆さんのように、手離しで絶賛はできないですねぇ・・・
愉快な仕事

 1999年の単行本の文庫化。
 指揮者という仕事について様々な角度から語った本。どうやって指揮者になったか、一階のコンサートで何回くらい腕を振っているのか、指揮者の職業病など。
 指揮者という仕事は格好良いと思う。大勢のオーケストラを意のままに操れるのだ。私もちょっと憧れたことがあった。世の中には、結構、そういう人が多いらしい。そういう無謀な人たちに、指揮者の仕事の大変さを教えるのが本書なのだ。色々と大変なことが書いてある。
 しかし、岩城氏の文章は魅力的だし、楽しそうなエピソードも多い。ますます指揮者に憧れる人が増えてしまう、そういう本だと思う。
 続編に『オーケストラの職人たち』がある。
計算されたズレ

同じオーケストラを別の指揮者が振ると、音が変わる。これが計算されたズレによるものだと納得しました。指揮が先で、音が後に出てきます。こんな単純なことを再認識させられました。
やはり岩城さんの文章は軽妙で説得力があります。
大人のおけいこ

初演奏の悪魔といわれている近代音楽を積極的に指揮する岩城宏之さんがかいた”指揮者に憧れているけどなれないだろう”人のためのおけいこ。もちろん若い音楽関係者たちにも見えそうで見えない身近なヒントをちりばめている。岩城さんの正直な疑問や率直な感想などがユーモアとなって大変面白い。一日に何回、指揮棒を振るうとか、かっこいい燕尾服の作り方のひみつなど親しみやすい話題でいっぱいだ。



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